広山流

広山流

満天星躑躅・竜胆・女郎花・木苺

＜味噌壷＞倉田五月

★　美しい挿花です。
満天星の小さな葉は、結構たくさん剪定しました。
女郎花が効いています。

満天星躑躅・竜胆

＜広口鉄釉薬＞西木京子

★　大作が多い作者の課題作品。
広口の花器の片口を見せて生けています。
竜胆が並んで見えますが、前後に分かれた枝で、手前が美しく開花しています。

満天星躑躅・木苺

＜古壷＞馬場恭子

★　枝ぶりに助けられて、何もしなくてよかったと喜んでいました。木苺を添えて大きな作品です。
花器とよく合いました。

秋明菊

＜白釉扁壷＞馬場恭子

★　秋明菊の一種生け。
縦長の扁壷の花器に格高く入りました。

糸菊・小菊数種

＜手付き籠＞馬場恭子

★　骨董の手付き籠に糸菊と赤・白・黄色の小菊の一種生けです。
骨董の籠によく合っています。

満天星躑躅・木苺・糸菊

＜手付き籠＞

★　古い骨董の手付き籠に生けてみました。
満天星ツツジの枝がすべて水平で、扱いに苦心しました。
木苺の変化に富んだ新旧の枝を使い、美しい糸菊を入れてみました。

秋明菊・小菊

＜高取細口＞

★　９月９日は重陽の節句、菊の節句でもあります。
一種生けにみなブーイングですが、それぞれ上手に取り組んでいます。
残った花材を使ってみました。

満天星躑躅・木苺・女郎花・小糠草

＜角型投入れ＞川﨑真澄

★　ダイナミックな大きな作品。作者には珍しい奔放な大作です。
同じ席での仲間同士、影響しあって引き出しを増やしています。
満天星は、みんなで葉の整理が始まりました。
緑の中心にたくさんの女郎花が入って美しく、トルコブルーの花器によく映えています。

芒・木苺・女郎花

＜細口投入れ＞cindy

★　高い芒と色を変え始めた木苺の中心に、黄色の美しい女郎花が入りました。
シンプルが身上の優しい作品です。

芒・小糠草・秋明菊・小菊・木苺

＜信楽広口＞原稔子

★　枯れ尾花の名が似合いの、ふっくらと開花した芒を高く入れました。
緑の濃淡が美しい木苺の存在感が、すべてを優しく見せました。
小ぬか草の紅い葉と、花開いた白い秋明菊と小菊の白が効いています。

満天星躑躅・木苺・秋明菊・小菊

＜変形投入れ＞cindy

★ 美しい挿花です。
緑の中に少しの白を配し、静かな優しい作品です。

菊（糸菊・小菊）

＜手付き骨董籠＞原稔子

★　大きな籠に格高く入りました。
黄色が中心の菊の一種生けは、バランスが難しいものです。
重陽の節句の恒例の菊です。

菊（糸菊・小菊）

＜陸奥宗全籠＞川﨑真澄

★　黄色の糸菊を高く入れて、端正にまとまっています。
葉の量が少し多いかもしれません。

菊（糸菊・小菊）

＜炭籠＞Cindy

★　中央に糸菊の黄色をあしらって、周囲に小菊を配し、お気に入りの茶道の炭籠に生けました。
美しくまとまっています。

杜若

＜水盤＞馬場恭子

★　自然に生けることを心がけました。
折れた葉もそのまま使っています。
水に木苺の葉を一枚浮かべて、水辺の演出です。

芒・吾亦紅・木苺

＜壷＞馬場恭子

★　たっぷりと初秋です。
木苺の色の変化に気を配り、全面に大きく生けました。
芒の風情を生かし、素朴に仕上げています。

芒・風草・木苺・竜胆・吾亦紅

＜しょうけ＞西木京子

★　素朴なざるにたっぷりの秋です。
出始めの芒の穂が美しく、色づきはじめた木苺と背後の風草が印象的です。

芒・風草・桔梗・木苺・竜胆・吾亦紅

＜みかん篭＞倉田五月

★　茶色く変色を始めた木苺を美しく生かしています。
大きな籠にダイナミックな秋色です。

太藺・吾亦紅・ユーカリ

＜シャンパン瓶＞中島瑠衣

★　スッキリとした美しさは、細口の高級シャンパンの瓶の美しい形と相俟って、作品に品を添えたようです。

椿・茅・吾亦紅

＜手付き籠＞西木京子

★　大きな籠に美しい椿の葉を生けました。
茅と吾亦紅が、強い色に優しさを添えました。

P82

CGI-design