活け込み(茅乃舎)
七竈(ななかまど)・日向水木 
<玄関大甕>

★ 表情の美しいナナカマドには、実がついています。
数本の枝先は、葉の色が変わり紅葉が始まりました。秋の美しい紅葉が待たれます。美しく、小さい葉が密集した日向水木を添えました。
直ぐの軒先には巨大な厚い茅葺が迫っていて、大きな甕に似合う花材が必要です。身の丈の倍くらいに活けこみます。

満天星躑躅 
<楽舎>

★ レストランとは別棟の楽舎(らくや)は、同じ茅葺屋根で、貸切りや料理教室・生け花教室などに使われ、橋を渡り、敷地に入って最初に通過する場所、風の通り道でもあります。
樽に生ける花材が風で倒れないように、大きな木株が樽を支えます。さらに大きめの石を背後に載せて生けます。この日は、ドウダンツツジを一種で活けました。

藪茗荷・羊歯 
<水槽>

★ 内玄関に3段の水槽があり、地下から常時水が注がれます。
上段には、毎朝、スタッフが近隣の山に自生する草などを採取して浮かべます。この日は、今の季節群生が見られるヤブミョウガとシダが浮かべられました。中段には、食材として供される野菜や果物が飾られ、下段は、やや深い水槽で、上段からの水が流れます。大きなスイカなどが浮かんでいます。

野刈安・雪柳・房すぐり 
<風呂場>

★ 背後の天井から一条の水が流れて、和室からのガラス越しの空間です。
入浴に供されることはありません。
ノガリヤスは、水辺に多くみられるキビの仲間。
新芽が赤く美しくなりました。
透き通った紅いフサスグリの実が透明感を添えて、緑の中の紅一点です。

満作・雪柳・シャシャンボ 
<通路奥>

★ ホールと個室の間の通路突き当り、一畳あまりのガラスの空間は、ようやく一人入れる空間です。
後ろ側からの挿花、出来上がって通路に回って確認します。
先端が赤いマンサクとシャシャンボ、シャシャンボは小さい児赤ん坊の意。北部九州では、ミソンチョとも言うそうです。新芽が赤く、言い得て妙です。

ナナカマド・夏ハゼ 
<玄関大壺>

★ 大きな美しい南京ナナカマドが入手し、ほとんど一種で活けています。
美しい枝の夏ハゼを少し加えています。

七夕飾り 
<内玄関>

★ 七夕を前に、ササが飾りつけられています。
来客に書いていただく短冊が下がっています。
水槽に浮かんでいるのは時計草です。

夏ハゼ 
<通路奥>

★ 美しい夏ハゼを一種で活けています。

白山木(山照らし)・シャシャンボ 
<楽舎>

★ 浅黄色だったシャシャンボは、若緑に色を増してきた。別名をミソンチョと言って小さな子供の意である。少し成長してきました。
まだしっかりと美しく、水替えをして活けなおしています。

満天星躑躅・夏ハゼ 
<玄関大甕>

★ ドウダンツツジは、小さな可愛い葉をもつ種類のもので、全体に風が通り抜けるような花材、それに、浅黄色の葉の美しい、夏ハゼをあわせています。

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