茶花・小品
半夏生・春紫苑・藪蘭 
<花入れ>手付き籠・Cindy作

★ 庭に咲く半夏生と春紫苑を素朴な黒の籠に入れました。藪蘭は斑入りのミスカンサス。
「きれい!」を連発しながら大好きな小品。さわやかな作品です。

紫蘭の葉・未央柳 
<花器>黒薩摩

★ 紫蘭の葉が美しく、低い位置で少しだけ咲いた未央柳を一輪あわせました。黒薩摩焼はお気に入りで、鹿児島を旅行した十数年前に、著名な陶芸家の工房を訪ねて入手したもの。何にでも良く合って、生け易い花器です。

忍冬(すいかずら)の実・ドクダミ・突きぬき忍冬 
<花器>備前手桶

★ 後記の作品に同じ仲間の突きぬき忍冬の残花を入れました。
長い間咲き続ける突きぬき忍冬は、鉢植えでもう5年を超えて咲いています。

忍冬(すいかずら)の実・ドクダミ 
<花器>備前手桶

★ 直径10センチほどもある忍冬の古木に、透きとおった赤い実がつき、とても可憐です。2メートルほどの高さの木にびっしりと咲いた花の後にたくさんの実がついて、初めて知った美しさです。
切るに忍びないほどの可憐さでしたが、脇枝を少しだけ切りました。

縞葦・山紫陽花 
<花器>耳つき籠

★ もう十数年前に、深い水源に近い山で採取した一株の山紫陽花は、大きな野菜用のプランターで育ち、毎年可憐な美しい花を咲かせています。
絶対に切らないと誓って十数年ぶりの一枝が花材になりました。
思い切った一輪は横に並んでいて、さてどうするかでしたが、屈折した枝が主張して譲りませんでしたので、言う事を聞きました。今年初めて庭に遊んだ我が家の猫に、先端を食べられるのを免れた縞葦をあわせました。

半夏生・八重咲き蕺 
<花器>沖縄・素焼き壷

★ 7月を待たずに半夏生が盛りになりました。友人にいただいた八重咲きのどくだみが根付いて可憐です。
柿の木の下であまり育ちがよくありませんが、お陰で広範囲の繁殖が免れ、貴重種の扱いを受けています。

原 稔子 
芍薬

★ この季節に何度か出会う芍薬です。
唐銅の耳つき。前作品同様、格の高いものなので、いま少し葉を整理した方がよかったようです。
画像にしてみると気付かなかったものが見えてきます。

cindy 
芍薬

★ 白磁の尊式を出してきました。
やや薄緑がかった白い芍薬を2本。花に近いあたりの葉を少し整理した方がよかったかもしれません。

Cindy 
小判草・小葉のずい菜・都忘れ

★ 角型の陶器は竹を表現した茶花用のもの。小葉のずい菜に庭に咲いた小判草と都忘れを入れました。
竹や籠生けの素材ながら、品格のある優しい野の花になって、ベテランにも褒められました。うれしそうでした。

原 稔子 
芍薬

★ 葉をいま少し整理した方がよかったようです。
しかし、青磁のひさごに端整にいけています。
前掲のcindyのものよりやや小さく、美しい真の花です。


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